南国Breath

南山国際の閉校に関して

2016-01-01から1年間の記事一覧

新しい学校の創設を

前回のブログ「では、何をしたらいいのか。」で新学校の創設を求めた。では、我々帰国生徒関係者や学校法人関係者にどのようなメリット、デメリットがあるのか。もう少し考えてみたい。 海外子女教育振興財団によると文部科学省がまとめた2014年度の「学校基…

では、何をしたらいいのか。

では、ここで我々、帰国生徒関係者は何をすべきなのであろうか。本来なら今までどおり、南山国際を継続してほしい。それが、大学にも利益をもたらすことは前のブログで書いた。昨年度、南山国際の存続を求める署名活動が行われ、理事会へと提出された。それ…

南山国際の閉校にともなう南山大学への影響

南山大学は、どのような影響をうけるのか。現在、南山国際からは毎年50~60名程度の卒業生が南山大学に進学している。その多くが指定校推薦により進学している。これらが、閉校により南山大学にどのような影響を与えるか考えていきたい。 よく「南山大学って…

南山国際の累積赤字について

南山国際の閉校の一番大きな要因は、その累積赤字である。学園の説明によると約75億の累積赤字が存在している。普通の学校法人であればこれだけの負債を抱えれば、とうに閉校していてもおかしくない。しかしながら、南山学園は現在では幼稚園から大学院まで…

南山国際高等・中学校の将来計画について

昨年10月24日土曜日の午前中、南山学園理事会から保護者に対して閉校に関して説明会が行われた。10月21日(水)に「南山国際高校・中学校の将来構想についての説明会開催について(ご案内)」という文書が保護者向けに配られ、何らかの重大な発表が24日になされ…

南山国際の進路状況

今回は、南山国際の卒業生の進路について考えてみたい。大学の合格や進路状況は学校案内のパンフレットに乗っている。このパンフレットはpdfファイルでホームページから見ることもできる。それによると毎年、南山大学に50名以上の合格者が出ている。昨年度の…

南山国際の教育

南山学園のモットーは「人間の尊厳のために」である。このことは、どんな人にも尊ばれる価値があり、それを厳格に認め、それを守るということを示している。南山国際では、いろいろな国の生活を体験してきた生徒がいる。ハンドブックには「南山国際高等学校…

南山国際の歴史

そもそも南山国際はなぜ作られたのか。南山国際のハンドブックには次のように書かれている。 「南山学園は、1978(昭和53)年4月、帰国生徒の受け入れを決定し、南山中学校男子部・女子部にそれぞれ4名の受け入れ枠を設定した。翌年には、帰国生徒の受け入れと…

はじめに

愛知県の豊田市北部に中高一貫、生徒数400名の小さな学校がある。名前は、南山国際高等学校・南山国際中学校(以下南山国際)である。この学校が今、大きく揺れている。昨年、この学校を経営する学校法人の南山学園が2018年度以降の生徒募集を中止すると発表…