南国Breath

南山国際の閉校に関して

南山国際の進路状況

 今回は、南山国際の卒業生の進路について考えてみたい。大学の合格や進路状況は学校案内のパンフレットに乗っている。このパンフレットはpdfファイルでホームページから見ることもできる。それによると毎年、南山大学に50名以上の合格者が出ている。昨年度の卒業生は114名なので半分近い人数の合格者を出している。これは60名以上の学園内の指定校推薦があるためで、中には希望者がいないために推薦しない学科もあるそうだ。しかし、英米学科などは人気が高いため、校内での成績もかなり高くないと選ばれないそうだ。

 次に合格者が多いのが東京の上智大学である。上智大学は帰国生徒の受け入れ大学として有名である。また国際教養学部など英語による教育が行われているのもその特色である。上智大学の指定校推薦も5名ほどあるそうだが、最近はカトリック高等学校対象の推薦試験が行われており、その試験で合格する生徒も多いそうだ。

 関東のほうだと早稲田や慶應にも毎年5,6名の合格者を出している。関西だと立命館同志社などに合格者を出している。

 国公立はそれほど多くないが、毎年名大をはじめ愛知県内の国公立大に合格者をだしている。また昨年度は浪人であるが2名東大にも合格者を出している。

 昨年度は、海外に進学したのは1名だが、ここ数年は5,6名の進学者がいる。海外の大学に進学することは普通の日本の高校からはかなり難しいが、南山国際ではそれほど高い壁ではない。

 南山国際は補習や校内模試もやらない学校であるが、その進学実績は卒業生が114名の学校としては、かなりのものではないだろうか。

 先日、日本テレビ系列で放送された全国高校生クイズ選手権に愛知県代表として南山国際高校の生徒が出場した。県代表として県予選を1番で通過したからである。選抜方法も完全な知識だけを問うものでなかったようであるが、ほかの愛知県内の公立、私立の進学校を抑えての1位である。なかなかのものでないかと思う。